ハイサイ!沖縄に住み着いて20年、もはや血液の半分はカツオ出汁でできているライターの私です。今日、私はついに見つけてしまいました。那覇市壺屋の迷宮に潜む、人類の「お財布」と「胃袋」を全肯定してくれる聖母のようなお店を。その名も「愛さ(かなさ)食堂」。名前からして愛が溢れすぎていて、入店前から私の心の防波堤は決壊寸前です。


場所は焼き物の街として有名な壺屋エリア。観光客がオシャレなシーサーを探して歩く横で、私は獲物を狙うハイエナのような目でこの店に吸い込まれました。





お目当ては、看板メニューの「沖縄だし骨そば」。お値段、驚愕の500円。いいですか、皆さん。2026年のこの物価高騰時代に、ワンコインですよ。500円玉1枚で沖縄のソウルを感じられるなんて、もはや日本銀行もびっくりのバグが発生しているとしか思えません。


注文して数分、目の前に現れたのは、丼から「俺を食ってみろ」と言わんばかりに主張の激しい巨大なだし骨が鎮座したそば。

もうね、見た目がワイルド。キャンプ場で出てきたら拍手喝采が起きるレベルの迫力です。この骨の周りに張り付いているお肉たちが、箸を近づけただけで「あ、私もう離れますね」と言わんばかりにホロホロと崩れていく。この柔らかさ、私の意志の弱さと同じくらい筋金入りです。
一口食べれば、口の中で豚とカツオの旨味がサンバを踊り出します。スープがね、もう細胞の一つひとつに染み渡るんです。五臓六腑が「これこれ!これが欲しかったんだよ!」とスタンディングオベーション。あまりの旨さに、気づけば私は無言で骨をしゃぶり尽くしていました。その姿は、恐らくはたから見たら飢えた野犬だったかもしれませんが、後悔は一ミリもありません。

そして、この店の真の主役は、店員のお母さん。笑顔が眩しすぎて、直視するにはサングラスが必要かもしれません。その愛嬌たっぷりの接客を受ければ、追加で1000円くらい「チップです!」と言って置いていきたくなる衝動に駆られますが、そこはグッと堪えて次回の来店を誓いました。


さらに驚くべきは、この店、1000円でベロベロになれる通称「1000ベロ」も大人気だとか。昼間からだし骨を肴に泡盛を流し込む……。想像しただけで、私の理性という名のダムが崩壊しそうです。次回は必ず、車を捨てて(比喩ですよ、代行呼びます)、昼から泥酔しに来ることを神に誓いました。

財布に優しすぎて、逆に申し訳なくなるレベルの「愛さ食堂」。もしあなたが那覇で「本物の沖縄」を安く、美味しく、そしてお母さんの愛と共に味わいたいなら、ここに行かない理由は一つもありません。さあ、今すぐ壺屋へ走れ!骨の周りの肉は、早い者勝ちだ!
店舗情報 住所:〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1丁目1−1 営業時間:11時00分~20時00分 定休日:水曜日・木曜日 駐車場:なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)


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