【那覇・泊】泊そば 本店で人気No.1ミックスをすすり、謎のつぶつぶコーレーグースで完全に覚醒した話

​ハイサイ。沖縄に移住して早いもので丸20年、そろそろ主食の3割が沖縄そばの麺、5割が豚骨と鰹の出汁、残りの2割がアルコールで構成されている気がするグルメブロガーの私です。健康診断の結果を見るたびに冷や汗を流していますが、美味しいものの前ではそんなブレーキは1ミリも機能しません。


​今回ご紹介するのは、那覇市泊の住宅街で圧倒的な存在感を放つ名店、泊そば 本店です。港町として栄えるこのエリアで、地元民から観光客まで連日多くの胃袋を魅了し続けているこのお店。

噂には聞いていましたが、実際に暖簾をくぐってみたところ、私の想像を遥かに超える旨さの波が押し寄せてきました。


​暖簾をくぐると、店内には出汁の優しくも力強い香りが充満しています。この香りを嗅ぐだけで、すでに白米が1杯食べられそうな気がしてくるから不思議です。メニューを開くと魅力的な文字が並んでいますが、ここは迷わず人気ナンバーワンの称号を冠する「泊そばミックス(大)」を注文しました。

ブロガーたるもの、やはり一番人気を押さえておくのは鉄則ですからね。それに、大サイズを頼むのは私の胃袋に対する最低限の礼儀です。
​しばらくして運ばれてきた器を見て、思わず座席から立ち上がりそうになりました。

器の表面を埋め尽くすように、数種類の柔らかいお肉たちがこれでもかとトッピングされています。沖縄そばといえば三枚肉やソーキが定番ですが、このミックスはまさにオールスター感謝祭状態。

お肉に箸を伸ばすと、持つだけで崩れてしまいそうなほどトロトロに煮込まれています。口に運んだ瞬間、お肉の繊維が優しく解け、甘辛いタレの旨味がじゅわっと広がりました。このやわらかさは、もはや赤ちゃんのほっぺたか、高級な羽毛布団のレベル。この肉だけで、お店の丁寧な仕事ぶりがビンビンに伝わってきます。
​そして、肉の熱気を受け止めるスープ。これを一口飲んだ瞬間、私の脳内で完全に鐘が鳴り響きました。
​うまい。いや、うますぎる。
​豚骨のどっしりとしたコクがあるのに、後味は鰹の風味がふわっと鼻を抜けて驚くほどすっきりしています。濃厚さとあっさりさのバランスが完璧で、飲むたびに五臓六腑が「これこれ、これが欲しかったんだよ!」と大歓声を上げて大喜びしているのが分かります。麺もしっかりとしたコシがあり、この極上スープをこれでもかと持ち上げてくれる最高の相棒です。
​しかし、泊そばの本気の恐ろしさは、ここからさらに加速します。
​沖縄そばの定番味変アイテムといえば、島唐辛子を泡盛に漬け込んだコーレーグースですよね。テーブルの上に置かれたそれを取り、いつもの感覚で器へ投入しようとした瞬間、私は動きを止めました。
​なんだこれは。普通のコーレーグースと明らかに見た目が違う。


​なんと、ボトルの中に唐辛子のつぶつぶが大量に入っているのです。他店で見かけるものは、透明な液体の中に丸ごとの唐辛子が沈んでいるのが一般的ですが、ここのは自家製のこだわりが爆発した個性派仕様。好奇心に抗えず、スープに数滴垂らして再び麺をすすってみました。
​その瞬間、私の全身に電撃が走りました。
​旨辛い。尋常じゃなく旨辛いのです。
​ただ辛みがプラスされるだけでなく、唐辛子のつぶつぶから放たれるダイレクトな風味と、スープの出汁が見事に融合して、一杯の沖縄そばが全く新しい次元の料理へと進化を遂げました。スパイシーでありながら、ベースの出汁の旨味がさらに引き立つという奇跡の相乗効果。スプーンを持つ手が完全にマシーンと化し、麺とお肉、そしてスープを交互に口へ運ぶ無限ループが完成しました。気がつけば、あれほど大きかった器は空っぽ。最後の一滴まで完全に飲み干してしまいました。
​味のクオリティはもちろんのこと、一杯に対するこだわりと個性が光る、まさに那覇を代表するにふさわしい一杯。
​お店は、お昼だけでなく夜遅くまで開いている日もあるのが非常にありがたいポイント。お昼にガッツリ食べるのも最高ですし、沖縄の夜を楽しんだ後の締めの一杯としてもこれ以上ない選択肢になります。那覇に滞在する際は、ぜひこのつぶつぶコーレーグースの衝撃を体験しに、足を運んでみてください。


​店舗情報
住所:〒900-0012 沖縄県那覇市泊1丁目3-5
営業時間:月曜・火曜・木曜・金曜 11:30~14:30、18:00~23:30 / 土曜・日曜 11:30~23:30(※水曜は営業時間外)
定休日:水曜日
駐車場:なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)

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