【那覇・与儀】「沖縄そば かまど」のホロホロてびちと極上やわらか三枚肉

ハイサイ。沖縄に魂を売って早20年、そろそろ主食が小麦粉(麺)になりつつあるグルメブロガーの私です。

突然ですが皆さん、沖縄そばを食べているときに「あぁ、このままこのスープの海で泳ぎたい」と思ったことはありませんか。私は週に3回はあります。


​今回は、そんな私の異常な妄想を現実の味でねじ伏せてくれた、那覇市与儀にある隠れた名店「沖縄そば かまど」をご紹介します。このお店、ただのそば屋だと思って入ると、あまりのポテンシャルの高さに腰を抜かすことになります。心の準備をしてお読みください。
​お店のドアを開けた瞬間、まず私のブロガーとしての直感が「おっと、ここは戦場ではない、癒やしの空間だ」と察知しました。店内はとにかく落ち着いていて、どこかカフェを思わせるようなオシャレな雰囲気が漂っています。


​伝統的な沖縄そば屋さんにありがちな「おじさんたちが無言で麺をすする、あの独特のプレッシャー」が一切ありません。これなら、女性が一人でふらっと入っても、誰の目を気にすることなくマイペースにゆっくりと食事を楽しめます。実際、私が訪れたときも、まるでスタバにいるかのような平穏な空気の中で、皆さん上品にそばをすすっていらっしゃいました。


​しかし、出てくる料理の破壊力は、そんなお淑やかな空気とは裏腹に、超ド級のヘビー級でした。
​今回私は、食いしん坊の特権をフルに活かして「沖縄そば」と「てびちそば」の2大巨頭を同時に注文。さらに驚いたのが、麺の種類を選べるというシステム。今回は沖縄そばに王道のストレート麺を、てびちそばにはスープがよく絡むちぢれ麺をチョイスしました。この、麺の使い分けができる時点で店主さんの並々ならぬこだわりが伝わってきます。


​まずは「てびちそば」から箸をつけます。器の真ん中に鎮座するてびち(豚足)を箸で持ち上げようとしたその時、事件は起きました。
​信じられますか。箸をすっと入れただけで、お肉が骨から「ほろり……」と自ら外れていくのです。もはや、噛む必要すらありません。口に入れた瞬間に、コラーゲンの塊が体温でとろけて消えていきました。この世のすべての摩擦係数をゼロにしたかのようなホロホロ感。

味付けも完璧で、豚の旨味がこれでもかと凝縮されています。これは絶品という言葉すら生ぬるい、てびち界の人間国宝です。


​続いて、ノーマルの「沖縄そば」にトッピングされた三枚肉をパクリ。
​これもまた、とんでもなくやわらかい。口の中で繊維が優しく解けていき、甘辛いタレの味がじゅわっと広がります。おいおい、かまどさん、お肉を柔らかくする魔法でも使っているんですか。
​そして、これら猛者たちをまとめ上げるスープが、またとんでもない名脇役、いや主役級の輝きを放っています。一口飲むと、まずはすっきりとした上品な出汁の香りが鼻を抜けます。さっぱりとしていて非常に飲みやすい。なのに、奥底には深いコクがしっかりと鎮座しているのです。
​気がつくと、私はレンゲを持つ手を止めることができなくなっていました。一口、もう一口と進むうちに、気付けば器の底が見えているではありませんか。そう、完全なるスープ完飲です。最近、健康診断の数値を気にしている私ですが、この誘惑には勝てませんでした。だって、美味しいんだから仕方ないじゃないですか。


​さらに耳寄りな情報を仕入れてしまいました。なんとこちらのお店、夜はオシャレな飲み屋さんとして営業しているとのこと。このお肉のクオリティから察するに、夜に出てくるおつまみやお食事が美味しくないわけがありません。次回は絶対に夜の部に潜入し、お酒を片手に美味しい料理を堪能することを固く心に誓いました。
​那覇の中心地から少し離れた与儀の住宅街にありますが、わざわざ足を運ぶ価値は大いにあります。お昼だけでなく夜も開いているので、沖縄旅行のディナーや、ちょっとオシャレに沖縄の夜を楽しみたいときにも間違いなくハズさない一軒です。


​店舗情報
住所:〒902-0076 沖縄県那覇市与儀1丁目8-13 ひかり荘 1階
営業時間:11:00~14:00、17:00~22:30(※火曜・水曜は営業時間外)
定休日:火曜日・水曜日
駐車場:なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)

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